自分の力が本当は及ぶはずの範囲内で
どうしようもなく
何をするのも難しく感じる。という時があるけれど
そういう時ってたいていは、ただ、
いろいろなことを考えるための視点みたいなものが、
難しいほうへ
難しいほうへ
チューニングされているだけだったりするんだよね。
物事って難しく考えればいくらでも難しく考えられちゃうし、
それをするのが研究者さんなんかの仕事なのかもしれない。
でも、逆に簡単にとらえようと思えば、いくらでもハードルって下げられるものでもあって、
どんなに難しそうなことでも、細かく分解して自分がわかるように単純化していけば、
時間さえかければできないことなんて
そうそうないんだよなっていうのが、今までの経験上なんとなくわかっていることだったりする。
眼の前の大きな絶壁を、ああこれは、なかなか超えることはできないなと
絶望して登るのを諦めちゃえば絶対に登りきれないだろうけど、
あれ?登ってみたら、案外簡単な道があるもんだって気づけたら
その登る過程もハイキングみたいで楽しいだろうし
てっぺんに行くまでに見える景色やいろいろな出会いもあって
なにより自信につながるのかなと思う。
なんなんら、登る前に崩しちゃってもいいと思うんだ、絶壁。
きっと最初から、大変そうだなっていろいろ背負わなくってもよくって
もっと簡単な道を、身軽な状態で進んでいけたら
それが理想なのかもなあ。
もちろん無計画とか、行き当たりばったりとか、そんなんじゃあ
けっきょく途中で進めなくなっちゃうんだろうけど
じっくり目の前のその
難しいことと向き合いながら、
その上で、ちゃんとバランスをとって足を踏み外さない方法を
身につけていけばいいんじゃないだろうか。
挑み続けることに大切なのは
準備に奔走することよりも
途中で逃げ出さないことよりも
うまく、バランスを取り続けることなのかもしれない。