いつからだろう
負けてもいいやと思いはじめたのは
違うと思うことも受け入れはじめたのは
昔の自分のことってきっと美化している部分があるし、
当時は当時で間違いなくいろいろとうまくいっていなかったんだけど
それでも、なんだかどうにも、人が変わったなあと自分で思うというか
たぶん、根本の部分は変わってなくって
猪突猛進で、負けず嫌いで、自己中で、人を信じない
そういう性格のままではあるんだけれども、
それでもいつのまにか、そういう自分を抑え込んで
うまく人の中に溶け込むようにしてきたんだと思う。
それが、大人になるということなのかもしれないけれど、
子供のころから、あんまり自分みたいな人間いなかったし
なら今もずっと感じている違和感や孤独感や苦しさは
やっぱり自分の生き方をしていないからなのかなあと、思ったり。
そもそも、これが正しいって思ってないんだよね
たぶん、それなりに自分の行動を肯定できなければ
つづけていく理由にならないんだけど
私のこれは、単純な諦めだし、
小学生の頃にはあった高すぎるプライドで、
成長するごとにどれだけ傷ついてきただろうか。
はたちぐらいに大きな挫折をするまでは、
それでもこのプライドをバネに頑張ってたんだと思う。
あのとき、うまくいかない原因を
プライドのせいだ。と思っちゃったから
今のふらふらな私がいて。
でも、当時もふらふらはしてたんだよ。
ただそのふらふらは、いろんな試行錯誤と工夫と勇気の中にあったもので
いまのふらふらは、ただひたすら逃げてうまくやるためにあるもので、
逃げなきゃ本当に潰れてたかもしれないし
この道にこなきゃわからないこともたくさんあったんだろうけど
けっきょく、ずっとこのまま自分に嘘ついて
ああ、おかしいなあって思いながら、文句たらたらたれながら
何もしないで生きていつか死んでいくのは、嫌だなって思ってしまった…。
乗り越えなければ、人はちっとも前に進まないんだ。けっきょく。
ただ、世界は広がっていくから、悪いことでもないんだけどね。
単に私は、たぶん前に進み続けないと生きていけない
そういう人間なんだと思う。
ポジティブな意味でもないんだけど、
ポジティブにしていかないとしょうがないよな。これは。
いつ死ぬかわからない怠惰なマグロ。