インターネット世界は、
物理的な空間ではないから、
本来、無限に広がっていて、
のびのびと、ひろびろとした、
高原のような場所だったように思う。
だけど、人が集まると、
そこには集落ができて、いつしか街ができる。
SNSとかって、そういう、都会のような場所のような
気がするんだよね。
広い世界の中にあるひとつの街
人は、情報や交流、いろんな楽しみのために、
そこに集まって生活をはじめるんだ。
そうすると、街じゃないところは
だんだんと、人がいなくなってゆく。
過疎化していくのだ。
でも、人間は窮屈がきっと苦手だ
人口密度が高すぎる都会では、
いろんなストレスがせめぎ合っていて、
広大でのびのびとした、無限に広がる
自由の世界だったはずのインターネットから、
どんどん、現実の街のような窮屈で、
慌ただしく、混沌とした世界になって、
行き場を失ったイライラを、
自分以外のだれかに、もしくは自分自身に、
ぶつけつづけているような、
そんな感じがする。
人がいない場所にも、
案外、きれいなものが転がっているよ
それの、第一発見者になってみるワクワクは
知っているほうが、いい気がする。
今のような時代だからこそ。